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墨と表現効果

墨と表現効果

 書芸術の発展、進歩に追随してゆくにつれ、戦前は墨と墨汁の二分類しか無かったものが、用途に応じ細分化せざるを得なくなり、画面の通りの分類になりました。

 墨全部に赤紫系、赤茶系、紫紺系、青系と墨本来の色彩を表現させてあります。

 表現方法がむずかしいので色彩色を借りて表現しておりますが、実際は黒の中の紫、紺、茶、青で目に感じ受ける色です。

 墨ですから、磨ればどの墨でも、濃くも、薄くもなり、それなりに使用できます、墨の特色、個性を生かし、その目的に合わせ、細分化したもので、墨色の説明の参考にする程度だとご理解下さい。

<超濃墨・濃墨向の墨>
 濃く磨った墨を、なお磨り込んで、ドロドロにして、硯を傾けてもすぐには流れ出ないような時、超濃墨といい、濃墨とは、磨墨液を超濃墨に磨り込む手前のちょっとドロつき始める前後の濃度をいいます。墨はこの濃墨の時が、墨色に厚味、強さがあり、墨輝生彩の上に、艶っぽさを持ち一番墨の魅力があり美しいと思います
 この磨墨液を作品及び練習用に用いる場合は、
1)粘い磨墨液であっても、暢びの良い物にしておかねばならない。
2)墨溜りを光らないようにしておかねばならない。
3)厚みのある墨輝生彩のある物にしておかねばならない。
 上の三条件を満たしても、新墨では、すぐには無理で、少なくとも製造後三年以上枯らせた物でなければと思います。墨が古くければ古い程良い。
 超濃墨・濃墨向の墨は、淡墨・超淡墨向には不向です。しかし、十年、二十年と経過した物を、昔からあるように薄墨的に使用すると、滲みの無い、素朴な濁りの味のある墨色を呈します。但し、上質の墨でないと美しい色は出ません。
墨の銘柄:写経墨、はな橘、天爵、龍翔鳳舞、清艘、墨精、抱朴含真、玉品、古光

<中間程度の濃度の墨>〔表の3〕
 濃墨系から薄めて中間程度の濃度にしても、淡墨系から濃くして中間程度にしても、墨色の墨輝生彩に、物足りなさを感じますので、最初から中間程度の墨色を目標にして造ってあります。
・墨の銘柄:顕微無間、陳玄、黒松使昔、他

<淡墨向の墨>
 濃墨向の墨は、墨の濁りを下げ、差しさの基礎にして造ってあるのと反対に、淡墨向の墨は、墨の澄みを美しさの基礎に、各種の煤煙の持つ根底の色を、個々に調和させ、澄んだ美しい墨にしてあります。

資料提供:株式会社墨運堂
資料提供:書道用品通販 書道用具・筆墨硯紙の書道洛

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