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和墨と唐墨の違い

和墨と唐墨の違い





唐墨(からすみ)は中国産、和墨は日本産の墨の総称です。和墨はもともと中国より朝鮮を経へて伝来されたもので、昔は和墨も唐墨もその製法は同じであったことと思いますが、それぞれの国の書風が異なり、また紙も次第に和紙と唐紙に分かれ、おのおの特色をもつようになり、さらに気候風土の違いや水の硬度の違いがあり、長い歴史の中で唐墨、和墨の違い、特色がでてきたことと思います。

 長い歴史のなかで唐墨は良いと言われておりますが、中華民国以前の古い唐墨は、美しいニジミ、紙への浸透性、暢び等優れたものがあり、これが唐墨は良いということになったと思われます。一般的に和墨は、墨色が黒く、力強く厚みがあるという特色があります。古くなりますと暢びも良くなります。唐墨は古墨としての評価であり、和墨は新墨としての評価でありますが、大きくは前述のような違い、特色があります。唐墨には唐墨の良さがあり、和墨には和墨の良さがあります。それぞれの特徴をご理解の上ご使用になれば良いかと思います。やはり製法は同じでも時代時代の原料の差、特に技術の問題が重要になってきます。唐墨、和墨を問わず、原料の選別、配合、材料を生かし、目的に合わせた墨を造るという技術に尽きると思います。

 現在は居ながらにしてあらゆる製品が手に入ります。ご自分の作品に合わせ適宜使い分けしていただければよいかと思います。しかし使い頃の墨をいつも使える状態にしておく為には、墨の一丁買はあまり感心出来ません。まとめて買って五年、十年と、ねかせてのご使用をお勧めします。

 日本の固形墨も中国の固形墨も原料は共に膠ですから、磨り合わせても問題はありません。ただ現在の中国の墨は膠が極端に強くなっています。墨専用の膠を造るところが急激な都市化の流れに押され廃業を余儀なくされ完全に無くなりました。接着用の強い膠を、無理に長い時間炊き詰めて粘度を落とし造っているのですが、流れの悪さは避けられません。中国の墨も文化大革命以前の物であれば、充分使い物になりますので磨り合わせても面白いかと思います。古墨と新墨を磨り合わせて、芯と滲みのバランスを変えたり、個性の違う墨を磨り合わせて、ご自分だけの墨色を造ることができるのは固形墨だけですのでお試し下さい。

和墨:明墨の製法  煤100:強い膠60
唐墨:清墨の製法  煤100:膠100以上

硬水、中国は硬度300以上。軟水は硬度100以下、物を良く溶かす。

資料提供:株式会社墨運堂
資料提供:書道用品通販 書道用具・筆墨硯紙の書道洛
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